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オーストラリア訪問記(3)

弁護士 髙橋健

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.シドニー訪問

 

現在、私は、シドニーに滞在しております。

主な目的は2つありまして、1つは、シドニーの現地で主に日系企業や個人の方々の法務・財務・税務等をサポートされている専門家の先生方とお会いし、様々な意見交換・今後の共同での案件対応等を協議させて頂いております。

 

もう1つの目的は、今回少し無理をして長期滞在することになったため、この機会に法律英語の力を少しでも向上させ今後のオーストラリア法務や英文契約書リーガルチェック業務に役立てようと考え、オーストラリア現地の大学(University of New South Wales)の付属学校でEnglish for Lawというコースを履修しております。

 

このコースは、英語を母国語としない世界中の国々の弁護士等を対象として、法律に特化した英語の授業を少人数制で提供するものでして、私の上記目的に凄まじく合致しておりましたので、今回、エントリーした次第です。

現在の私のコースにも、ブラジル、チリ、コロンビア、ポーランド、スロバキア、韓国、中国といった世界各国の弁護士等がエントリーしております。

 

 

今回は、上記の次第で滞在中のシドニーの現在について、思いつくままに書いていこうと思います(完全に私の主観が入っておりますので、その点何卒ご了承ください・・・)。

 

 

2.シドニーの街並み・雰囲気

 

 

シドニーを訪問するのは、昨年に引き続き2回目なのですが、街並みは、相変わらずヨーロッパ調の建物も多く、「外国に来たな」と思わせてくれます。

 

特に、昨年訪問したメルボルンやゴールドコースト等の都市と比較すると、シドニー中心街を歩く人たちは、オーストラリア現地の方々の割合が、それ以外の留学生やリタイアメント後にオーストラリアに移住してきた方々等の割合に比べ、多いように感じられ(まあ、オーストラリア現地の方々といっても、もともとは移住してきた方々が多いため、区別は難しいのですが)、その点でも外国にいることを実感させられます。

 

もっとも、現在、シドニー中心街は、トラムの完成に向けて、至る所で工事をしているため、その点では少し騒がしい感じもあります。

 

このトラムは一応、2019年完成を目標としているようですが、現地の方々は懐疑的でした・・。確かに、まだまだ完成には遠いような感じではあります・・。しかし、工事中の場所を見る限り、シドニー中心部はもちろん、少し離れた住宅地域までトラムが走るようですので、完成すればもの凄く便利になるだろうなと思います。

 

 

3.シドニーという都市の規模感

 

 

今回、機会があってシドニー中心部(Central駅からCircular Quay駅あたりまでの地域)から少し離れた、ノースエリア(chatswood駅あたり)や、サウスエリア(UNSWのあるKensingtonあたり)、ウエストエリア(New Town駅やAshfield駅あたり)などにも行きました。

 

 

都市としての規模感でいうと、確かにシドニー中心部は完全に大都市ですし、そこからハーバーブリッジをこえてすぐのノースエリアや、もっと北に行ったChatswood駅周辺にも商業施設がありますし、さらには中心部からやや西にあるNewtown駅周辺にも様々な飲食店等がありますが、個人的な感覚では、東京はもちろん、大阪よりも都市としての規模感は小さいかな、と思います(例えば、大阪でいう梅田周辺のほかに、難波や阿倍野のような規模感の商業地域はないように思われます)。

 

 

ただ、その代わりにシドニーには、中心部から車で5~10分ほど走ると、とてつもない大きさの公園があったり、もう少し車を走らせると、とても素敵なビーチがいくつもあったりと、「家族と暮らすと楽しいだろうなぁ」と思うスポットがいくつもあります(オーストラリア現地の方々には、「シドニーは少し都会的になりすぎた」とおっしゃる方も多いですが、日本人の私からみると、とてもバランスのとれた住みやすそうな街に見えます・・。)。

 

 

4.日本食レストランの状況

 

 

これは色々な本やインターネットサイトでも掲載されていますが、シドニーには、日本食レストランが数多く存在します。

 

特に多いなと感じるのは、「お寿司をメインとした日本食レストラン(お寿司テイクアウト専門のお店も含む)」と「ラーメン」です。

 

「ラーメン」に関していえば、商業施設のフードコートに入っているお店も含めるとかなりの数があるのではないでしょうか。また多くのお店が、「ラーメンバー」という名称を用いており、出来上がったラーメンを自分でレジ等に受け取りに行き、また水もセルフサービスのお店が多かったです。そして、そのようなお店でも、日本円で1000円は超えてきます。

肝心のお味の方ですが、それほど味にうるさくない私としては、日本のラーメン店の味と比較しても十分楽しめるものがいくつかありました。

 

なお、昨年の4月にメルボルンを訪問した時には、日本食のレストランは、結構混雑している(人気のある)光景を目にしましたが、今回のシドニーでは、お店の数がかなり多いせいか、あるいは少し日本食ブームも落ち着いてきているのか、特別に日本食レストランの人気がすごい、という感じは見受けられませんでした。まあ、結局はお店単位でしょうし、シドニーには世界中の国々の飲食店がありますから、当然ですよね。

 

 

5.最後に(結局は・・・)

 

 

以上、何とも締まりのない文章をつらつらと書いてしまいました。

 

ただ、「結局、シドニーだとどこが良いの?」と聞かれると、まだまだシドニー経験の浅い私は、オペラハウス(冒頭の写真)推し、となります・・。天気の良い日に、このオペラハウスに隣接するバーで、オペラハウスを眺めながら、シドニーハーバーの風に吹かれながら飲む一杯に勝るものは、今のところまだ見つけられておりません・・・。

 

 

 

弁護士 髙橋健

 

 

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