武田 雄司の記事一覧
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代車費用について
■ポイント 1.代車使用料については、①代車を使用する必要性、②使用する車種(グレード)、③代車の使用が認められる相当期間がそれぞれ問題となる。 2.①代車を使用する必要性については、通勤や業務上使用している場合や、病院 […]
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入通院慰謝料について
■ポイント 1.入通院慰謝料の算定基準には、大きく分けて自賠責基準と裁判基準がある。 2.自賠責基準は1日あたり4,200円。慰謝料の対象となる日数は、被害者の傷害の態様、実治療日数その他を勘案して、治療期間の範囲内で決 […]
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評価損の計算方法について
■ポイント 1.評価損の計算方法としては、修理費の○パーセントという金額を損害額とする①修理費基準法を採用する裁判例が最も多く、次いで、初めて登録した年度からの経過年数、事故車の種類・グレード、修理費用等の諸要素を総合勘 […]
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評価損について
■ポイント 1.一般論としては、「修理しても外観や機能に欠陥を生じ、または事故歴によって商品価値の下落が見込まれる場合には認められる」との考えが有力。 2.裁判例としても、「被害車両の現在価格が事故前のそれに比べて低減し […]
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車両放置のリスク―車検拒否制度について
■ポイント 1.車検拒否制度とは、放置違反金を滞納して公安委員会による督促を受けた者は、車検時に、放置違反金を納付したこと又は徴収されたことを証する書面を提示しなければ自動車検査証の返付を受けることができない制度 2.対 […]
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車両放置のリスク―放置違反金制度について
■ポイント 1.放置違反金制度は、自分が運転し放置していなくても、運転者が反則金を支払わない場合には、車両の使用者として放置違反金の納付命令を受ける制度。 2.自転車以外はほぼ全ての車両が対象となる。 3.車両を止めて、 […]
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反則行為を犯した際の対応
■ポイント 1.住所・氏名が不明な場合、逃亡するおそれがある場合には、交通反則告知制度は利用されないため、交通反則告知制度を利用するためには、まずは告知を受け、青切符を受領すること。 2.青切符受領した翌日から7日以内に […]
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交通反則通告制度(反則金制度)について
■ポイント 1.交通反則通告制度は、本来、道路交通法違反被疑事件として刑事手続(=公訴提起or家庭裁判所の付審判)により処理されるところ、反則金を支払うことで、これらの刑事手続を開始させずに事件を終了させる制度 2.交通 […]
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物損事故に関する警察の事故処理ルールと事故発生時の当事者の対応について
■ポイント 1.物損事故では、次の要件を充たす場合には、実況見分は行われず、実況見分調書も作成されない。 ① 警察官による交通流の回復等緊急の措置を講ずる必要がない場合 ② 当事者が現場見分を希望せず、車両と共に来署(所 […]
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交通事故事件の送致先について~地方検察庁or区検察庁
■ポイント 1.送致先については、管轄区域ごとに検察官による振り分け基準が設定されており、各地域で振り分け基準が異なる。 2.地域差がありうるものの、人身事故(過失運転致傷罪)については、傷害の程度が概ね3 […]