訴訟裁判の記事一覧
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症状固定後の治療費・将来治療費
交通事故により傷害を受けた被害者は,まずは,その傷害の療養のために,それが治癒するか,又は症状が固定し後遺障害が確定するまでの間,治療費その他の費用を負担することとなります。 ここにいう「療養 […]
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入通院慰謝料について
■ポイント 1.入通院慰謝料の算定基準には、大きく分けて自賠責基準と裁判基準がある。 2.自賠責基準は1日あたり4,200円。慰謝料の対象となる日数は、被害者の傷害の態様、実治療日数その他を勘案して、治療期間の範囲内で決 […]
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評価損の計算方法について
■ポイント 1.評価損の計算方法としては、修理費の○パーセントという金額を損害額とする①修理費基準法を採用する裁判例が最も多く、次いで、初めて登録した年度からの経過年数、事故車の種類・グレード、修理費用等の諸要素を総合勘 […]
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評価損について
■ポイント 1.一般論としては、「修理しても外観や機能に欠陥を生じ、または事故歴によって商品価値の下落が見込まれる場合には認められる」との考えが有力。 2.裁判例としても、「被害車両の現在価格が事故前のそれに比べて低減し […]
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裁判上の和解における弁護士費用の相場
交通事故の裁判の「判決」で認められる弁護士費用は,「認容された損害賠償額の1割」というのは,ほぼ確定した裁判実務の流れです。 では,裁判上の和解において,弁護士費用はどのように考慮されるかというと,大阪,京都の運用では, […]
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被害者の心構え
ひとつ前の知恵袋で,「立証責任は被害者にある」という厳しい現実についてご説明しました。 そうすると,被害者は,たとえ何も悪くなくても,事故に巻き込まれた以上,立証責任を果たさなければ損害賠償は獲得できない, […]