デジタルフォレンジックとは

1 デジタルフォレンジックとは

デジタルフォレンジックは、刑事事件における捜査機関が行う手法や民間における不正調査にあたっての手法として用いられるものであり、様々な定義がありますが、簡単にいうと、電子機器やデジタルデータを証拠として適切に取り扱うための手法・技術といえます。

デジタルデータは、容易に消去や改変ができるものであることから、証拠として適切に取り扱うため、適切な手法・技術を用いることが必要となります。

2 デジタルフォレンジックの具体的な活用方法

企業等の不正調査において、デジタルフォレンジックを用いる場合、以下のような手法が用いられることがあります。

・企業等のメールサーバーに含まれるデータの保全、電子メールの解析

・従業員等に貸与しているパソコン、スマートフォンに関するデータの保全、復元作業、電子データの解析

本コラムでは、デジタルフォレンジックの概要についてご説明いたしました。

今後、デジタルフォレンジックを企業等の不正調査において用いる場合の具体的な過程や詳細な内容について、別コラムにて解説する予定です。

弁護士 松井立平

松井立平

  • 事実調査・証拠収集