賢誠総合法律事務所の永遠の目標
ご依頼者と、社会から、
最高に尊敬され、
愛される
法律事務所になること
賢誠総合法律事務所は、「ご依頼者と、社会から、
最高に尊敬され、愛される法律事務所」となることを目標にしています。
人は、社会的な生きものであり、他者から尊敬され、また、愛されることによって幸福感を得ることができます。我々は、ご依頼者や社会から、そのような尊敬や愛情をいただけるよう、ご依頼者や社会に最大限の貢献ができる法律事務所たらんとしております。
ただし、「最高に尊敬され、愛される法律事務所」になるには、「永続的な」努力と自己反省が必要であり、その意味で、この目標を達成することは不可能と言えます(達成したと思うと、その時点でこの目標から離れてしまいます)。私たちは、このような達成不可能な目標を目指し、本サイトで明示する「行動指針」を守り、日々の業務に取り組みたいと考えているものです。


1
虚飾を排し、
ただただ知識・知恵を中心とした
「弁護士としての実力」を求めること
賢誠総合法律事務所には、「弁護士であるから」「立派な顧客がいるから」「相当の規模のある法律事務所だから」というだけで、相手を説得しようというような弁護士は不要です。また、声の大きさや勢い、さらには言葉のレトリックだけで相手を説得しようというような弁護士も不要です。あるいは、「人間力」や「精神力」などというものを、弁護士の重要な資質として自慢するような謙虚さを欠く弁護士も不要です(そのような能力は、弁護士以外の皆様も有しておられます)。
賢誠総合法律事務所の弁護士は、我々が弁護士であるゆえんである、法や判例の知識と、法が関連する実務に関する知識をはじめとする、「知識・知恵」こそを最重視して研鑽に励み、ただただ、「最高の知識・知恵」をもって、ご依頼者と社会に貢献することを目指しております。賢誠総合法律事務所が、事務所名の最初に「賢」文字を掲げているのは、このように、弁護士たるもの、ただただ最高の知識と知恵を求めて精進を重ね、それによってご依頼者と社会に貢献することを目指さなければならない、ということを表しているものです。
我が国の弁護士法2条は、「弁護士は、常に、深い教養の保持と高い品性の陶やに努め、法令及び法律事務に精通しなければならない。」と定めております。賢誠総合法律事務所はこの弁護士法の規定について、深い共感を抱き、日々の行動指針としているものです。
2
無知の知と、謙虚さに、
最高の価値を置くこと
知識と知恵を高めるための最良の手段は、自らの無知を自覚することです。自らが無知だということの自覚がなければ、慢心につながり、自らが無知だという認識があれば、知識・知恵への渇望が生まれます。そもそも、法律事務所として最高の尊敬を得られるような仕事を提供するために必要な知識・知恵はまさに「無限」であり、そのような知識・知恵の無限の広がりに比べれば、自分という存在はちっぽけなものです。また、目の前にいる一人の他者だけを例にとっても、必ず、自分にはない知識や経験を有しておられます。目の前の人を含む全ての人に対して謙虚な姿勢で接することで、毎日何かを学び取り、また、慢心による盲目を回避することが、最高の知識・知恵を得るために最も重要なことと考えられます。
したがって、賢誠総合法律事務所は、最高の知識と知恵の獲得のために、最も価値があるものは、無知の知と、謙虚さであるということを理解し、日々奢ることなく精進を継続していくものです。
3
法の知識を磨くだけでなく、
社会、自然科学、そして人間に
対する知識を希求すること
弁護士である以上、法に関する知識、判例に関する知識を習得し続け、磨き続けなければならないことは言うまでもありません。
しかしながら、私達は法を実務に活かす弁護士である以上、それらの法的な知識・知恵に加えて、社会、自然科学、そして人間に関する知識を有していなければ、弁護士としては使い物になりません。たとえば、契約書をチェックするのにも、その契約書により規律しようとしているビジネスの仕組みが理解できないと的確な契約書のチェックは絶対に不可能ですし、科学技術に関する知的財産を取り扱う際や、建築紛争を取り扱う際などには自然科学の知識が必ず必要です。人間の感情についての理解がない弁護士には、離婚や相続問題についてご依頼者のニーズに応えることは難しいでしょうし、会計帳簿を読めない弁護士には企業法務の高度なアドバイスや、経済事犯の刑事事件についてベストな弁護を提供することはできないでしょう。
したがって、賢誠総合法律事務所は、法の知識・知恵のみならず、社会、自然科学、そして人間に対する知識を希求し続けます。
4
プロフェッショナルとしての
最高の優しさを身につけること
賢誠総合法律事務所は、ご依頼者や社会から、最高に尊敬され、そして、愛されることを目標にしています。そして、そのような目標を達成するには、私たち自身が、ご依頼者や、社会に対して、最高の優しさで臨まなければなりません。
ここで、「弁護士としての優しさ」というのは、「気が優しい」ことや「穏やかである」ことや「涙もろい」ことではなく、プロフェッショナルとしての技術にほかなりません。それは、自己を抑えて、他者(ご依頼者や同僚、または裁判官等の第三者も含みます)の立場に立ち、他者を思い遣り、そして、他者を「受容する」というプロフェッショナルとしての高度な技術を指すものです。
賢誠総合法律事務所は、そのような、「プロフェッショナルとしての最高のやさしさ」をもって他者に接することを日々の行動指針としております。
5
最高のコミュニケーション能力を
求めること
弁護士の仕事は、「人を動かす」仕事です。裁判においては、裁判官という人を動かし、裁判に至らない紛争であれば、「相手方当事者」を説得して和解に向けて動かします。ビジネスの世界では、たとえば、ご依頼者の納得いく内容で、相手方当事者を動かして契約を締結してもらう方法を検討します。
そして、このように、人を動かす、人に動いていただくために、弁護士は、「暴力」ではなく、「コミュニケーション」を用います。コミュニケーションというのは「相手を理解し」「どうすれば相手が動いてくれるかを考え」「それに向けて自分の伝えたいことを整理し」「それを相手に伝わるような方法で伝える」ということです。そのためには、読む力、聞く力、書く力、話す力、その他適切に表現し、伝える力が必要になりますが、賢誠総合法律事務所では、これらの力を鍛えることを日々重視しております。
6
法律事務所としての格、
そして、人としての品格と魅力を磨くこと
弁護士の仕事は、上記の通り、「人を動かす」「人に動いていただく」ことを目的とする仕事です。
そして、人が社会的動物である以上、「正しいこと」を言えば、必ず人が動いてくれるということではなく、事務所の格・弁護士の人格において、他者からの尊敬を得られているかどうかによって、人が動いてくださるかどうかは大きく異なってきます。また、清潔感や立ち居振る舞い、他人に対する快活かつ謙虚な姿勢など、外見上の魅力の有無も、人に動いていただくうえで大きな影響力を持ちます。
さらに、賢誠総合法律事務所が永遠の目標とする「ご依頼者と社会からの尊敬と愛情」を得るためにも、人としての魅力は非常に重要です。
以上より、賢誠総合法律事務所は、法律事務所としての格や、人としての品格と魅力(すなわち、「ブランド」)を磨き、ご依頼者が「自慢の弁護士、自慢の法律事務所」と思っていただけるような弁護士・法律事務所となること、社会から信頼していただける弁護士・法律事務所となること、弁護士の卵や子ども達の憧れの対象となれるような弁護士・法律事務所となること、そして、事務所内の全ての構成員が自らのことや自らの仲間を誇りに思いながら日々の職務に励むことができるような弁護士・法律事務所となることを目指しております。
7
クラシックでありながら、
最先端の知識を身に着けること
賢誠総合法律事務所は、利益の追求は二の次に、先人の先生方が築いてこられた知恵や弁護士倫理を学び、「クラシックな」弁護士・法律事務所であり続けることに誇りを持っております。
そうでありながら、他方で、賢誠総合法律事務所は、まだまだ若輩の法律事務所であるがゆえに、新進気鋭、進取の精神に富んだ弁護士が揃っており、最先端の法務知識を身に着けていくことにおいても、日本トップクラスでありたいと考えております。
その具体的な表れとして
・IT法務の専門サイト
・スポーツ法務の専門サイト
・寺社仏閣の法務の専門サイト
・福祉法務の専門サイト
・オーストラリア専門サイト
・ビジネスと人権専門サイト
など、特殊法務の分野の専門サイトも構築し、専門的・先進的な知識の習得に務めております。
さらに、賢誠総合法律事務所は、「AI Lawyer」という商標の登録を行っており、弁護士業務にAIを導入することも積極的に推進しております。このような、先進的な試みを迅速に行うことができているのは、全パートナー弁護士の平均年齢が40歳前後であるという、賢誠総合法律事務所の若さのなせるわざかもしれません。
このように、賢誠総合法律事務所は、弁護士としての古典的な姿勢を堅持するクラシックな法律事務所でありながら、進取の精神で新しい分野にも積極的に挑戦している法律事務所です。
8
世界と交流できる法律事務所であること
賢誠総合法律事務所は、英語、韓国語、そして中国語に対応できる法律事務所であり、また、世界との交流に積極的な法律事務所です。
国際化、高度情報化、そして少子化が進むこの世界において、今後、我々弁護士が世界との交流を断絶してご依頼者や社会に貢献できるはずがなく、当事務所は、積極的に世界と交流できる法律事務所を目指しております。
賢誠総合法律事務所は、実際に、諸外国の弁護士とのコネクションを有しており、諸外国の法務についての知見をご依頼者に提供することが可能です。また、現にクロスボーダーの案件も多く手掛けており、今後も国際的な法務に積極的に取り組んでまいります。
9
最高の健康と、安全を目指すこと
所員にとって何より大切なことは、健康と安全ですが、これについては、普段その重要性が忘れられがちです。
賢誠総合法律事務所においては、所員が安全に過ごせるように各種セキュリティーを設置し(不審者の侵入を防ぐためのセキュリティロックシステムなど)、また、所員の休暇取得の推奨などを通じて心身の健康の維持増強に努めています。
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相当高度の経済的安定を達成すること
賢誠総合法律事務所は、所員が心身ともに健やかに安心して仕事に取組み、また、才能豊かな若者達が永続的にこの事務所に参画してくれることで、ご依頼者と社会に対して高水準の仕事を提供し続けることが実現できると考えております。そして、そのような、所員の心身の健全性と安心、そして、若者の憧れの対象となるには、現在の所員が相当高度の経済的安定を達成することが必要不可欠と考えております。
このような考えに基づき、賢誠総合法律事務所は、所員に対して、理念や理想を語るだけではなく、相当高度の経済的安定(ワークライフバランスを含む)を実現することを重視しております。
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全世界の人ではなく、
自分が好きだと言える人のために
力を尽くすこと
弁護士である以上、「世界中を敵に回しても依頼者を守る」という姿勢が重要であることは言うまでもありません。つまり、弁護士は、依頼者を「ジャッジ」する仕事ではなく、依頼者に寄り添って依頼者のために働く仕事です。
しかしながら、賢誠総合法律事務所は、高度経済成長期における大規模事務所のように、「世界中のあらゆる人をお客様にしたい」と考える法律事務所ではありません。私たちは、「自分たちの限られた人生で、自分たちが好きだと言える人達のために、自分たちの時間と知力を使いたい」と考えております。したがって、賢誠総合法律事務所は、全てのご依頼を受任させていただくわけではなく、お互いに尊敬しあい、愛情を持って接することができるご依頼者(それは貧富の差や、権力の有無とは全く関係なく、人として、組織として、互いに受容可能かどうかという観点から判断されるものです)にだけ、尽くして参りたいと考えております。
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最高の誠実さと、コンプライアンス、
そして、逃げない姿勢を徹底すること
賢誠総合法律事務所は、ご依頼者と社会から最高の尊敬と愛情を得るために、最高の誠実さと、コンプライアンスを維持し、何よりも、全てのことに正面から取り組み、逃げない姿勢を徹底します。
人間である以上、どんなに優秀な弁護士であっても、弁護士の仕事をする中で、不利な状況におかれたり、失敗をすることもあります。そのような状況において、誠実さを欠き、法令順守を怠り、逃げの道に走る誘惑に負けたとき、弁護士としての信用は地に落ちることとなります。ご依頼者や社会は、私たち弁護士に、正義と清廉潔白さを求めているものであり、弁護士としては、そのような思いに応えなければなりません。そして、そのような苦境におかれた弁護士や、失敗をした弁護士が、誠実に、逃げずに正面から物事に向き合うために、賢誠総合法律事務所は、仲間として共感と愛情をもってサポートをする体制を整えています。
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社会貢献活動及び公務の重視
弁護士法第1条には、「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」と明記されています。したがって、弁護士にとって、基本的人権の擁護と社会正義の実現は、任意のものではなく、責務と考えられます。
そのような理解のもと、賢誠総合法律事務所においては、弁護士会の会務はもちろん、子どもの権利に関連する諸活動や、刑事事件や難民事件等、さまざまな公益活動及び社会貢献活動を行っております。
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弱きを助け、強きをくじく姿勢
賢誠総合法律事務所のご依頼者の多くは、社会的・経済的に成功された企業・個人の皆様であり、そのような皆様からご依頼をいただいていることを私たちは大きな誇りとしております。
他方で、弁護士は在野法曹であり、また、正義を守らなければならない立場にありますので、相手が強者であるからと言って、保護されるべき権利や尊厳を放棄するということはあってはならず、「適度・適切な反骨精神」は持ち続けることを大切にしつつ、弱きを助け、強きをくじくという姿勢は維持し続けたいと考えております。なんといっても、子ども達や若手の法曹達には、弁護士は正義の味方だと信じてもらいたいですし、そのために、賢誠総合法律事務所は、弱きを助け、強きをくじくという姿勢は、正義の味方の象徴的姿勢として、大切にしていきたいと考えております。