すべての記事一覧
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残価設定型ローン完済前に生じた事故により発生した評価損の請求権者
残価設定型ローン完済前に生じた事故により発生した評価損の請求権者 弁護士 武田雄司 ■ポイント 1.裁判例でも考え方が分かれている。 2. 残価設定型ローン契約では、立替金完済までの間、車の所有権はローン会社に留保され、 […]
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加害者が事故発生の際にとるべき応急措置について
1 はじめに 不幸にも自動車事故を起こしてしまった場合,パニックになり,何をすべきかがわからなくなってしまうことがあるかもしれません。しかし,法律上,事故を起こしてしまった場合には,以下に述べる措置を取る義 […]
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健康保険利用の可否
交通事故にあって怪我をしたとき、大抵の場合、病院の受診には健康保険が使用できます。 「交通事故の場合は健康保険が使えない」と誤解している方がいらっしゃいますが、交通事故であっても他の怪我と同じように健康保険を使うことがで […]
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外国人の交通事故の場合に適用される法律は
1 準拠法の問題 日本国籍を有しない外国人が,日本国内で交通事故の被害にあった場合,適用されるのは日本の法律なのか,日本の法律でないとすれば,当該外国人が有する国籍の国の法律なのか,という問題が生じます(準 […]
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事故後しばらく経ってからの痺れや痛みについて(事故と傷害・障害の因果関係)
この論点については,過去にこのサイトでも触れていますので,「因果関係」というようなキーワードで検索をいただければと思いますが,以下においては,この論点についての裁判例を補充しておきます。そのままコピペできるように,以下で […]
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役員報酬の「利益配当部分」と「労働対価部分」(労働の対価であると主張立証する方法)
会社役員が交通事故の被害者になった場合,相手方の保険会社は,その被害者が従前会社からもらっていた役員報酬は,全額が「労働対価」ではなく,「利益の配当」の性質があるので,交通事故によって役員報酬全額が失われるわけではない, […]
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接骨院の施術と医師の同意
交通事故で怪我をしたとき、病院での治療と並行して接骨院での施術を受ける方も多いと思います。 しかし、病院の医師による指示・同意がない場合は接骨院の通院と交通事故との因果関係が争われてしまうこともあります。 その場合は接骨 […]
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未成年者の親の責任
-責任能力 民法712条は,未成年者が他人に損害を与えても,「その行為の責任を弁識するに足るべき知能」を具えていない場合は,損害賠償責任を負わないと定めています。この,「行為の責任を弁識するに足るべき知能」 […]
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駐車場内の事故
駐車場内で発生した交通事故について、過失割合が争われることがよくあります。 駐車場内は一般の道路と違い、車両が駐車区画に進入したり退出したりするため、車両が後退・転回することを予見しないと事故につながります。 そのため駐 […]
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交通事故と傷病手当金
健康保険被保険者が病気や怪我によって仕事をすることができなくなり、勤務先から十分な報酬が受けられない場合に「傷病手当金」という制度があります(健康保険法第99条)。 自動車を運転している方が単独で交通事故を […]