実質第1号コラム ― メッセージサイトとは
この「メッセージサイト」は、私達が、特に同業者や裁判官の皆様や、法曹の卵の皆さんなどに向けて作ったものです。
当事務所がなぜこのようなサイトを作ったかというと、当事務所に対してご関心を寄せられることが増え、正しい情報をお伝えしなければならないと考える機会が増えたからです。当事務所は、設立15年程度で、弁護士数が46名となり、2026年には55名を超える規模になる予定の法律事務所なのですが、そのような急速な拡大は、どしても人の耳目を集めてしまい、良い噂が広がる面もあれば、誤解や誹謗中傷を受けることもあります。ですので、私達自身の言葉で、私達自身のことを誤解なく皆様にお伝えする場があったほうが便利だと考えるに至り、それがこのメッセージサイトを立ち上げた直接的な理由です(本質的な理由は、また別のところにあるのですが)。
ところで、最近、誰かに悪口を言われたり、名誉を棄損されたりしたら、情報化社会の影響で、すぐに、「訴えることができますか?」「刑事告訴ができますか?」などと相談されることが多くなってきましたが(そして、それに応えることが必要な場面も確かに多いですが)、皆さん、悪口とか、名誉棄損とかに対する最良の手段を忘れがちですよね?それは、(沈黙を守る、というのもとても良い手段であることが多いですが)「対抗言論」です。自己・自社に対する間違っている表現や、名誉棄損的表現については、間違っていますよ、嘘ですよ、正しくはこうですよ、と「ちゃんと説明をする」ということが最も効果的・有効な手段のはずです。この点、一般の個人の皆さんは、なかなかそういう場がないので、インターネット上での名誉棄損などには対抗する手段がなく、法的措置を取るしかない、という場面が多いでしょう。しかし、企業の皆様は是非ともこのようなメッセージサイトを作ってご自身の理念や日々の業務を発信されてはと思いますし、ましてや、言葉を商売道具としている我々弁護士であれば(口は禍いのもとと自戒しつつも)、周囲の誤解に対しては、しっかりと自らの考えや日々の活動について発信をしていくべきだろうと考えます(たとえば、当事務所のGoogle口コミをご覧いただければ、ビックリするくらい綺麗に☆5と☆1に分かれていますが、これは、依頼者は☆5つを付け、依頼者のふりをした相手方が盛大に☆1を付けているということです。本当のご依頼者・ご相談者が☆1つを付けているケースもごくごく稀にあり、それは本当にすみません。。と思いますが、だいたいは当事務所を敵に回したせいで思うように行かない相手方が☆1つと当事務所の悪口を『依頼者のふりをして』書き込んでいるわけです。インターネット上の情報なんて、そんなものです。)
つまりは、現代社会では「正しく自分たちの姿を伝える」ということも必要なスキルであり、法律事務所としても、ご依頼者のためにも、所員のためにも、そして将来の法曹のためにも、そういったことは必要なのだろうと考えています。
それと、「対抗言論」という観点はひとまず措くとしても、私たち弁護士は、日々の仕事や生活の中で、皆さんに知ってほしいことや、お伝えしたいことが結構たくさん出てきます。その内容は、事務所の活動のことであることもあれば、個人的な気づきに関することや、社会的なメッセージ、そして単純に大笑いできる面白い話など、実に様々です(現に、こたけ正義感さんは、弁護士をやりながらお笑い芸人をやっておられ、弁護士としての仕事の中に面白さを見出しておられますが、明石家さんまさんがおっしゃっているように、笑いの本質の一つに「緊張と緩和」があるのであれば、我々の仕事は常に緊張の極限状態にありますので、裏返せば笑いの宝庫でもあるのです。守秘義務があるのでなかなか具体的に詳細な話はできませんが、弁護士同士で飲んだ時などは、守秘義務を守りながらも仕事上の面白い話で大いに盛り上がります)。私が書くコラムは、つまらない駄文のような内容であることが多いのですが(映画を見ての感想とかですね)、それでも自分の中では大切な「弁護士としての」つぶやきだったりします。しかし、そういった文章は、私達の法律事務所のメインサイトに載せてしまうと、ちょっと場違いな感じになるわけです。当事務所のお客様には、多数のステークホルダー(利害関係者)をかかえる上場企業の皆様や、大規模なプロジェクトを遂行中の企業の皆様、企業再生の瀬戸際にあるお客様や、シリアスな問題を抱えた個人のご依頼者などが沢山いらっしゃいます。そういった皆さまがご覧になる当事務所のメインサイトに、私の「ラピュタと君の名は。とスポ根」などというコラムを載せちゃうと、緊張の中に空気も読まずに緩和をぶち込むことになってしまって大変失礼な話になるので、事務所の規模がまだまだ小さかった頃に沢山書いたそういうコラムは何年も書庫に隠しておいたわけです。しかし、「やっぱりいろいろ書きたいことがあるなぁ」という気持ちが出てきてしまって、そんなときにちょうど、上記のような「メッセージサイトが必要な状況」が出てきたので、「じゃあ、ついでにそういうコラムなんかもここに書いちゃおう」と考えました。このメッセージサイトに、5年以上も前のしょうもないコラムが大量に載っているのは、そういった理由からです。
以上の通り、このメッセージサイトは、愛すべき同業者の皆様方、法曹の卵の皆さん、将来法曹を目指すかもしれない子ども達や若者達、そして、ひょんなことからこのサイトに迷い込んでこられた一般の皆様に、当事務所の伝えたいこと、当事務所の活動内容、そして、当事務所に所属する個々の弁護士の呟きをご覧いただくために作ったものです。
2025年の後半にこっそり立ち上げたこのサイトですが、本格的に始動するのは2026年1月からです。皆様、賢誠総合法律事務所は、永続的な努力と自己反省を重ね、永遠にたどり着けない目標であると認識しながらも「ご依頼者と社会に最大限貢献し、最高に尊敬され愛される法律事務所となること」を目指し続けることを社是としています。真面目さとユーモアを両輪として、このサイトで皆様に私たちのメッセ―ジを伝えていきたいと思っております。このサイトの記載を楽しんでいただき、どうか温かい目で見守っていただければと思います。
賢誠総合法律事務所 代表弁護士 牧野誠司