スポーツ法務のご案内
プロスポーツにとってスポンサーからの広告収入は貴重な財源です。昨今、サッカーをはじめとする大学や高校等のジュニア世代についても、スポンサーを募集する事例も増えています。実際、スポンサー契約の文脈から離れますが、アメリカでは、全米大学体育協会(NCAA)がアマチュアリズムを理由として長年禁止していた学生選手による自身のNIL(Name(名前)、Image(画像・映像)、 Likeness(肖像権))の商業利用を解禁したことで、さらにその市場を拡大しているところは有名です。
当事務所は、主として、著名スポーツ選手(プロスポーツ選手やオリンピックメダリスト等)からのご依頼でスポンサー契約の作成やリーガルチェックを手掛けさせていただいておりますが、逆に、企業様側から、スポーツ選手のスポンサー契約の作成やリーガルチェックのご依頼をいただくこともあります、
企業様からのご依頼の場合、上記のようなNILの商業利用の取扱いに関する文言はもちろんのこと、その企業様のパブリックイメージを維持したり、あるいは、そのスポーツ選手が他の協業他社の宣伝広告に出演しないような取り決めを丁寧に設定したりする必要もあります。このように、スポーツ選手との関係性を良好に維持しながらも、企業としての権利利益を守ることも両立させるというのは、簡単なことではなく、私達はそのような調整のサポートもさせていただいております。
当事務所と顧問契約をいただいているお客様については、このような契約書のリーガルチェック・調整についても、顧問料の範囲で対応をさせていただいております。